榛東村

関東で一番面積の小さい村と言われる榛東村には、色鮮やかな四季の風景と、元気に暮らす子どもたちの笑顔があります。

しかし、それは決して偶然あるものではなく、美しい景色と笑顔を次の世代へつなげようと思い合う、村民のあたたかい心があるからこそ。

榛東村に少しでも興味を持たれたなら、ぜひ一度、榛東村を訪ねてみてください。

豊かな自然で彩られる榛東村の四季の姿。
春の青空を華やかに彩る桜並木(上)、 草原に群生するかれんなポピーの花(左)、 柳沢寺の五重塔と黄金色に染まるイチョウ(左上)、 富士見峠から眺められる美しい夜景(左下)

夢と安心の 村づくり

真塩卓村長

現在、村では「子どもに夢をみんなに福祉と安心を」を目標に掲げ、多種多様な施策を行っております。将来、乳幼児からお年寄りまで生涯にわたって安心できる健康・医療・福祉を享受でき、子どもが夢を抱き、その夢に向かって歩むことができる環境を創生しよう―という意気込みが、この目標には込められています。村外で働く若い世代の方々にも本村の素晴らしさが伝わるよう努力していく所存です。

子育て支媛に力を入れています!
  • 園児~中学生を対象に第3子目以降の保育料と給食費を無料化※制度の適用には条件があります
  • 子育て支緩センター事業、一時預かり・延長保育の実施
  • ファミリーサポートセンター事業の実施
  • 産前・産後サポート事業の実施(3回まで無料)
  • 任意予防接種費や不妊・不育症治療費を補助
  • 育児相談・育児教室を実施
  • 全ての子どもを対象に給食費10%カット
  • 小、中学生対象「土曜スクール」の実施
  • 小学校低学年対象「放課後わくわく教室」の実施
  • 子育て応援イベント「しんとうママフェス」の実施

イチゴの名産地に

夕方になるとハウスに電灯をつけてイチゴを育てる。「部活の中学生が明るい道を帰れるように仲間を増やし村を元気にしたい」と語る南さん
施設園芸 南明法さん

南明法さん(44)は6年ほど前に実家のある榛東村に帰り、新規就農した。それまでは高崎から東京に新幹線通勤する仕事漬けの毎日。家族とふれあう時間もなく、親族の大病に直面して今後の人生について自問し「家族みんなが大好きなイチゴ作りで生きていくと決めました」と話す。

農林大学校やイチゴ農家での研修や読書で栽培法を学び、2年目で県知事賞を受賞。有機肥料中心の土づくりや天敵を利用した減農薬栽培、冬も温かい井戸水の利用、ハウスの温湿度などの環境制御で11月から6月までのシーズン中、安心・安全で均一なイチゴの品質を実現した。

「村は榛名山の東斜面にあり、イチゴに朝日が満遍なく入る好立地。イチゴ塾をつくり、データ管理による、わかりやすい栽培法を広めて榛東村をイチゴの名産地にしたい」と意気込んでいる。