藤岡市

関越自動車道と上信越自動車道、北関東自動車道により十字軸が形成されている藤岡市。交通の要所であるとともに、豊かな自然や温かな人たちとの触れ合いに引かれて、田舎暮らしを満喫する移住者が増加している。2020年度は「花と緑のぐんまづくり」の会場となるほか、藤岡インターチェンジ西産業団地の分譲も予定。ますます活気に満ちた市へと成長を遂げる。

藤岡市
人とモノ 物流促進

移住者 町全体を 楽しむ拠点に

「上毛かるたに興味を持っている。宿泊者と楽しみたい」と話す岩本さん
「鬼石ゲストハウス さんと宿」経営
岩本哲さん(33)

鬼石地区の鬼石神社近く。オレンジ色の大きな屋根が特徴的な住宅を改修して2月、念願のゲストハウスを開業した。「宿泊者同士の交流だけでなく、町に出て、町全体を楽しんでほしい」

伊勢崎市出身。高校卒業と同時に進学のため上京し、都内で就職した。その後、ワーキングホリデーでニュージーランドに1年間滞在。さまざまな人と交流できるゲストハウスの魅力に触れ、「ゲストハウスを経営したい」と決意。帰国後は都内のゲストハウスでノウハウを学んだ。

2017年、知り合いに勧められて鬼石を訪れ、移住を決めた。「町内で行われているアート活動、きれいな川や山、人の優しさなど、すべてが気に入った」。昨年5月に改修に着手。地元住民や仲間に工事を手伝ってもらい、家電製品や表具を譲ってもらった。「鬼石や群馬が大好き。ここからその魅力を発信したい」と笑顔で話す。

「さんと宿」の営業は、当面は週末限定。問い合わせは岩本さん(080-5040-3477)へ。

花と緑のぐんまづくり 2020in藤岡

花と緑のぐんまづくりは、2008年の「全国都市緑化フェア」の理念を引き継ぎ、花と緑があふれ、活気ある美しい郷土づくりを推進しようと、群馬県と市町村が協働して開催している。メーン会場の「ふじの咲く丘」を中心に市全域を色とりどりの花で飾るとともに、楽しいイベントを企画して、来場者を迎える。

花と緑のぐんまづくり2020in藤岡
■ 期間
4月25日(土)~5月24日(日)
■ 会場
メーン会場/ふじの咲く丘
サテライト会場/ららん藤岡、中央公園、鬼石中心市街地
■ 主なイベント
  • ステージイベント(ふじの咲く丘野外ステージ) 4月29日、5月2、6、9、10、16、17日
  • 花と緑の体験教室(ららん藤岡花の交流館) 5月9、10、16、17日
  • カラオケ大会(みかぼみらい館) 5月23日

すべての人が心豊かに

藤岡市長 新井雅博
藤岡市長  新井 雅博

藤岡市は日本一の高速交通網、豊かな自然を有する都市です。この素晴らしい特長を生かして、充実した産業基盤の構築、子育て・教育への支援などを推進し、すべての人が心豊かに暮らせるまちづくりに取り組んでいます。

本年は、いよいよ「花と緑のぐんまづくり2020in藤岡」の本番です。また、東京2020オリンピックの聖火リレーや、群馬DCの一環であるSL、リゾート列車の運行を予定しています。市民を巻き込んだイベントを通じて地域コミュニティの充実を図り、郷土への誇りと愛着、まちづくりへの参画の機運を醸成したいと考えています。

明るく元気な藤岡、花と緑と笑顔にあふれる藤岡の魅力を発信し、さらに躍動する藤岡を目指して、市民との協働の先頭に立ってまい進します。

移住・定住支援策
  • おたふくかぜワクチン助成 任意接種のおたふくかぜワクチン接種について、日本小児科学会が推奨する2回接種を全額助成します。
  • 産前・産後サポート事業 出産を控えた妊婦と産後の母親の体と心のケアを行う体制を整え、安心して妊婦期を過ごし、育児に臨めるようサポートします。
  • 子どもの居場所づくり支援事業 子ども食堂や遊び場の提供などの活動を行う団体を支援し、子どもが安心して過ごせる居場所づくりを推進します。
  • 農業・林業体験ツアー 新たな移住支援策として、藤岡市の農業や林業を体験してもらい、その魅力を実感できるツアーを開催します。
  • 小中一貫教育
  • コミュニティスクール
  • 子どもと障害者らへの医療費助成
  • 遠距離児童・生徒の通学費補助
  • 空き家バンク制度